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診察法

東洋医学の診察の基本は、「望、問、聞、切」です。

望診(ぼうしん)

患者さんが診察室に入ってこられる瞬間からの立ち居振る舞いに始まり、顔色・目の輝き・舌の色や艶・病気によっては皮膚の状態など、視覚的な情報を中心としたものです。

※注意:診察前に舌に着色するものを飲食すると舌の色という大切な情報が得られなくなります。受診される日は色の濃いものなどは控え、舌苔をとることも避けてください。

問診(もんしん)

これは西洋医学でも重要です。病気のことは患者さんご自身が一番敏感に感じておられるものですから、自覚される症状をしっかりお聞きするのは重要な診察内容です。
しかし全身的な情報をもとにバランスを考えて処方するという東洋医学の特色から、時には一見するとメインの訴えとはまったく違うような体の調子についてもお伺いすることもあります。初診のときはこの部分に特に多くの時間をとることになります。

聞診(ぶんしん)

これも患者さんと直接お会いして初めて得られる診察情報です。具体的には声の調子やにおいなど視覚以外の感覚で得られるものです。

切診(せっしん)

患者さんに直接触れてえられる情報をさします。脈診や腹診などが中心です。

※注意:脈は両手の手首の部分で取ります。腹診は臍の周囲からみぞおちあたりまでの範囲を診察します。手首や腹部が出しやすい服装でお越しください。

その他

東洋医学に基づいて診断する場合でも、それまでのご病気の経過や西洋医学的な検査結果なども重要なヒントとなることが少なくありません。お手元にこれまでの検査・治療の経過がわかる資料がございましたらそれもお持ちいただければと思います。

治療の流れ

患者さんの症状に応じ、東洋医学療法(針、灸、SP治療など)から、あなたの症状にあうベストの方法で、治療を行います。(すべて使い捨て鍼使用)

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