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よくある質問
中国鍼灸とは何?
針や灸による治療は、経絡・臓腑の機能を調整します。特に中国鍼灸は、全身に分布する経穴(ツボ)に針で刺激を加えます。経穴には深さがありますので、すばやく正確にその目的の深さまで進入し、目的の部分に直接刺激を加えます。

経穴(ツボ)への刺激時に、得気(重たい、だるい、しびれ感)があると治療効果は良好です。治療が痛いのではないかなどの御心配はいりません。(多少の個人差はあります)
経穴(ツボ)とは何?
東洋医学において病気の診断、鍼灸治療に必要な皮膚上の特定部位を経穴、俗にツボといいます。経穴は一定の巡航ルート(経絡)上に分布し、経絡は臓腑と相通じているので、 経穴、経絡、臓腑は相互に連絡していることになります。

したがって疾病に罹患すると、経穴に病的経路を反映して、圧痛、過敏などの反応が見られます。鍼灸治療法は経穴に針や灸の刺激を加え、経絡と臓腑の機能を調整することを目的としています。
鍼灸は本当に効く?
東洋医学では、鍼灸治療で、全身各臓器によい影響を与え、神経、ホルモンのバランスを正常に戻す働きによって、多様な疾患の治療が可能になります。過去20年間に、東洋医学の鍼灸に人気が高まってきています。

今ではアメリカの成人の半数が東洋医学の専門家の世話になっています。延べ受診者数は年間6億人です。93年ハーバード大学医学大学院のデービッド・アイゼンバーグによる衝撃的な報告がありました。それによれば、90年代東洋医学を一回以上受けたアメリカ人は、成人人口の34%にのぼります。

「ニューズウィーク」2003年1月15日国連の保健衛生部門である世界保健機構(WHO)は鍼灸治療が使える40以上の病態リストをも指定しています。
ツボ(経絡・経穴)を治療すると、なぜ病気が治る?
体の健康な時と病的な時では、体内の気・血液・エネルギーのめぐり方が違います。病的な時は、ある箇所で流れがとどこおったり、止まったりします。それが、疲れ・こり・痛みなどの症状を引き起こします。

東洋医学である鍼灸治療家は、そのような経絡・経穴の異常を見つけ、体表の張り・弾力・色艶などから状態を判断して、治療します。たとえば、胃痛が起こったとしましょう。これは、胃をめぐる胃経という経絡のエネルギー循環が悪くなったと考えられます。

鍼灸治療家はそれらの状況を判断し、適切な場所への鍼灸治療を行い、正常なエネルギーの流れを取り戻します。その結果、症状が緩和され、弱った機能を回復させるのです。要するにツボ(経穴)は、病気が現れる所であり、身体が症状を訴える場所です。そして同時に、有効な鍼灸治療ポイントでもあるわけです。
鍼灸治療期間は、どのくらい必要?
鍼灸治療で、急性症状の場合は早く治る事が多く、短期間の通院で2~3回の治療で済みますが、慢性症状の場合は、機能の回復がかなり遅いですので、しばらく通院が必要です。慢性病では、体質改善を進める意味からも、定期的に通院した方がよいです。
鍼灸治療って痛くない?
鍼灸治療は特殊な極めて細い針を使い、体質、敏感さに応じて、手技を変えて治療を行いますので、決して痛いものではありません。
鍼が合わないことはある?
患者さんの体質や敏感さなどに応じて、手技を変えて治療を行いますので、決しては鍼が合わないという事はありません。
お灸はどんな作用がある?
施灸によって、局所の起炎物質の遊離を引き起こし、それが末梢神経より中枢神経に伝達され、体液に間接的に作用し、白血球数が増加することで免疫力が高まります。
お灸は熱い?
お灸は、皮膚(ツボ)の上に直接にお艾を置く方法(直接灸)と、ハリの上に置く(間接灸)方法があります。間接灸は適度な熱さで、気持ちの良いものです。当院では、ほとんど間接灸を使います。
はり治療は、どんな鍼を使いますか?痛い?
当院では、髪の毛ほどの細いハリを使っています。蚊に刺されたような感じで、痛くありません。
また、1回ごとの使い捨てですので、感染症などの心配は全くなく、清潔で安全です。
通院時の服装は、どうしたら良い?
基本的には、どんな服装でも結構です。普段着で気楽においで下さい。鍼灸治療では、必要な部位の衣服を脱いでいただく場合もございます。当院では、着替え用の服もあります。
鍼灸治療に健康保険は効く?
鍼灸治療で保険が有効な疾患は6種類に限られ、医師の同意書が必要です。病院や診療所の医師が同意書を書いてくれば保険範囲での鍼灸治療は大丈夫です。
保険が有効なのは1つの疾患で半年間以内と定められています。6種類の疾患、神経痛一般、腰痛症(ヘルニアは不可)、リウマチ、五十肩、頚腕症候群、頚椎捻挫後遺症
美容・ダイエット目的で鍼を受けられますか?
もちろんです。鍼灸は身体全体のバランスを整え体質をよりよくするので、身体本来の健康的で美しい状態に導いてくれます。実際、長年鍼治療を受けている女性は、こちらが驚くほど若々しく、生命力に溢れた美しさで輝いています。
漢方薬との併用はできますか?
漢方薬もハリも、東洋医学の一部です。いわば姉妹のようなものです。漢方薬が自然の力で内側からバランスを整えるものならば、鍼灸は外側から優しい刺激を与えて、バランスを整えていきます。漢方薬とハリの相乗効果も期待できます。当院では、薬剤師と協力して、お客様の健康をサポートいたしますので、ぜひご相談ください。
長く通わないと効果が出ない?
いいえ。一回の施術でも身体の変化を感じていただけます。急性の腰痛や寝違えなどは一回の鍼灸治療でもかなり効果があります。鍼灸治療後は「痛みがやわらいだ」「体がぽかぽかして気持ちが良くなった」「熟睡できた」とお喜び下さる方がたくさんいます。

また慢性の肩こりや腰痛も鍼灸治療後はこりや痛みが和らぎ、気持ちがよくなります。ただし慢性疾患の場合は定期的に通われたほうがよい場合もございますので、お気軽にご相談ください。
「少し肩がこった・・」「今日はとても目が疲れた・・」といった日常のちょっとした不調を早めに解消するために、気軽に訪れてください。
鍼灸治療でエイズに感染する心配は?
ございません。本院で使用する鍼はすべて滅菌済み個包装のディスポーサブル(使い捨て)の鍼なので感染の心配はございません。
妊娠中でも大丈夫?
妊娠中のつわりや、腰痛などにも鍼灸は有効ですので、赤ちゃんをお腹の中で育てる大切な時期。健康なマタニティライフをお手伝いいたします。
お灸って熱くないの?
従来のお灸の方法では、熱いのを我慢する必要があり、当院では間接灸を使っています。直接皮膚の上に行わない方法がですので、熱いというよりは、暖かくて気持ちが良いほどです。