現代鍼灸の特徴
1.西洋医学と東洋医学との統合 鍼灸医学ではさまざま病気に対して、西洋医学の精密な検査結果を参考しながら、東洋医学特有な治療法で、より正確な治療を行います。
2.現代科学と伝統医療技術との統合 現代生理学、生物化学、微生物学、免疫学など現代技術を駆使し、東洋医学(鍼灸、漢方)の治療方法を改良し、統合し、そして治療効果を高めていきます。
3.鍼灸と漢方との併用 鍼灸治療、あるいは漢方のみで、克服できない病気に対して、鍼灸と漢方併用することによって、最大限の治療効果引き出せます。
鍼灸医学の理論 鍼灸医学の理論では、人体は12本の正経と8本の奇経からなる経絡で結ばれていて、2,000以上の穴位があるとされています。これらの経絡が体表と内部臓器との間にエネルギー(気)を伝えると考えられています。
気は人間の精神、感情、心理、および身体のバランスを司ります。身体の陰陽のバランスがとれると気の流れがよく、身体を健康状態に保ちます。鍼灸は陰陽のバランスを調整し、エネルギーの正常な流れが滞らないようにし、肉体と精神を健康状態に戻ります。東洋医学(鍼灸、漢方薬)はすべて、気の流れを改善することを目的としています。